しあわせ街道 膝栗毛

心豊かに穏やかに。ひとり楽しい生き方の模索録。

南部鉄器の鉄瓶。散々悩んだけど、入手して大正解だった。

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南部鉄器の鉄瓶を入手

何年も前から欲しいと思っていた、南部鉄器の鉄瓶。

先日、ついに入手しました。

 

シンプルなのに、洒落っ気があるデザイン。

色は、完全なブラックではなく、素材と質感の組み合わせで、光をわずかに吸収するかのようなマットブラック。

醸し出す質実剛健さ。

渋くてカッコ良い…たまりませんねぇ。

 

見た目が大好きだから…

鉄瓶で沸かしたお湯は、美味しいらしいから…

 

しかし、

手入れが大変そう

色々負担となりそう

ずっと面倒見れるかわからない

 

更には

まぁ、湯を沸かすだけなら、ヤカンで事足りているしなぁ

というような理由で、何年も前から購入を踏みとどまっていました。

 

でも、

「鉄瓶がある生活を送りたいなぁ」

「鉄瓶で沸かした湯を飲んで生活したいなぁ」

と憧れつつも いつか…いつか…で過ごしていても、そのいつかは永遠にこない。

死ぬ時、後悔するだろうなぁ。

未練になるだろうなぁ。

現に、5年以上も頭の片隅で悩んでいた訳だし。

 

だったら、

「鉄瓶入手してみたけど、やっぱり私には管理できなかったや!」

と気付いたり、

「でも、鉄瓶は良かったから、あなたは是非試してみて!」

と人にはオススメできたり…

 

実際入手してみて、自分の経験として何かを得た方が、豊かなのではないか。

 

という結論に至り、入手を決意。

 

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南部鉄器の鉄瓶、いざ入手!

 

私は、及源oigenのものを入手。

1リットル程度なので、そこまで大きくはない。

けれどずっしりとした重みがある。好き。

 

入手メリット

入手して感じたメリットは、お湯が美味しいこと。

 

お湯がとろんとしている。

マグカップの延長じゃないかと思うくらい。

何となく、唇が触れた瞬間の感覚が違う。

雑味、お湯の臭みがない。

だからこそ、わざわざ鉄瓶を出して、湯を沸かしたいと思う。

 

コーヒーを入れる時にも使うので、朝と晩に火にかけます。

やはり、水の雑味がないので、コーヒーを味わうのに集中できる。

 

…という表現は、鉄瓶で沸かさなかったらできなかったことでしょう。

今までもコーヒーは普通に飲んでいたし、不満に感じたこともなかったので。

比較して初めて、今まではこうだったなと気付くものなんですね。

 

余った白湯は、会社に持っていく用に。

魔法瓶の水筒に入れています。

 

 

食後や就寝前に、ヤカンに入ったままの白湯(?)を飲むなど

いつも当たり前にしていた行動でしたが、

鉄瓶で同じことをするだけで、

こんなにも満足感を味わえるのかと、嬉しくも驚いています。

 

やはり、入手に踏み切って良かった。

こういうことは、いくら人からいいよ〜とオススメされても、経験に勝る感想・実感はないものねぇ。

 

今、どういうお手入れをしているか

まだ入手して日は浅いので、手入れという手入れはしていません。

 

湯を沸かす

お湯は鉄瓶から注ぎきる

鍋敷などの上で蓋を開けて、冷める・乾燥するまでそのまま

(鉄瓶内部の濡れた部分が、熱でサーッと乾いていくのが面白い。)

 

だけです。

ヤカンと違う!手間そう!

湯垢?錆?わからん!

と入手を先延ばしにしていたのに、

普段するのはこれだけで良かったのか…と逆にショックでした。

 

使い始める時に、硬度300mg程度の水で湯慣らしをするのですが、

こちらも意外と難なく出来ました。

 

あとは、錆びてきた時にきちんと対応ができるかどうか…というところですが、

入手して、実際湯を沸かすのも全然苦にならなかったですし、、案ずるより産むが易しかもしれません。

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南部鉄器の鉄瓶、入手時の内部。

上の写真は、入手直後の鉄瓶の写真。

めっちゃ綺麗。

ですが、その後はといえば、使い始めてまだ日が浅いとはいえ、すでに湯垢がついています。
これからどう育っていくのか、楽しみです。

 

おまけ

どうやら私、ダークでシックでマットな色味が好きみたいです。

 

キッチン用品ついでに…

 

・日陰の部屋

・南部鉄器

・ウォールナットなど落ち着いた色味の机

これらに合いそうだなぁと思って買ったお皿の写真も載せます。

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素朴な銀河みを感じる皿。

(まぁこれ床での撮影なんですけど。)

 

何ともいえない銀河・天の川感が気に入って購入。

グレーにブルーが入ると、ついホイホイされます。

そこにホワイトや、ほんの少しのパープルが感じられると最高。

 

あ、宇宙的な碗といえば、曜変天目。

もちろん比べ物にはなりませんが…

一度、本物を拝んでみたいものです。

 

では、また。