以前、[一眼レフ]と[スマホカメラ]で写真を撮り比べた記事を書いた。
しかしこの記事、厳密に言うと、一眼レフとスマホで同じ被写体は撮るけど、同じアングルでは撮っていなかった。
この時は、普段の自分の行動を振り返った時に、"そういえば自分は一眼レフでもスマホでも写真を撮るよなぁ、比較したら面白いかもなぁ"という思いつきで過去の画像データを漁って記事にしたのだけど。
今回は、じゃあ敢えて同様のアングルで撮ったらどれくらい違いがあるのだろう?と思い立ち、写真を撮ってみた。
場所は、三景園。
(他の写真はどうぞこちらからご覧ください。)
↓写真を撮るのは好き、カメラについては詳しくない私が普段使っている一眼レフカメラ(Nikon D810)
↓私が使っているレンズ(Makro Planar T* 2/50 ZF.2)に近いもの
撮り比べ1:鯉
まず、鯉。
スマホでは立って撮影し、一眼レフで撮影した時の方がしゃがんで撮っているので、厳密には同じ角度では無い。
これだけ見たら、あまり(というかほぼ全く)違いがわからない。
あと、一眼レフでの写真が全体的にピントがずれていて悪い意味でボケている。
でも奥の橋の部分などの色味としては、一眼レフの方が好き。…本当に微々たるところ。
撮り比べ2:紫陽花①
紫陽花①
スマホでも、葉の部分など若干ボケて、花が際立っていて思ったよりいい感じ。
どちらも色を調整したりしていないもの。
色としては、左(スマホ)の方が鮮やか。より現物に近い色味はどちらだったかな…(ファインダーを覗くのに必死で、現物をあまり楽しめないタイプ)
奥ゆかしくて儚く、それがまた紫陽花の美しさだと個人的に感じるのは右(一眼レフ)だから、これは一眼レフで撮ってよかったと感じた比較。
撮り比べ3:紫陽花②
紫陽花2
こちらも色味は調整していない。
背景のボケ方が全然違う1枚。
たくさんの紫陽花に囲まれているというのがわかるのは左(スマホ)なんだけど、その背景がうるさくなっていないのが右(一眼レフ)。
でもぼかしすぎて何を写したいのかわからなくなっているかもなぁと今になって反省。まぁ綺麗だから良し。
思うこと
個人的に、今のカメラとレンズでの写りが結構好きで。
ちょっと上品に纏められて写る感じというか、淡さが加わり静かなトーンになっているように思う。
例え生き物を撮っても、生きている音を感じないような、いや、心臓が動くその拍動と拍動の瞬間を切り取ったような。だからちょっと時が止まった作品になる気がする。
鮮やかさこそ写真の醍醐味!と、Canonエントリー機で撮れた写真(CanonはNikonに比べて鮮やかに写るらしい)に色調整をしっかり加えるのがブームだった時もあったのだが、数年が経ち趣味嗜好も変わって今に至る。
というか、こういう写真が撮れ出したから、こういう写真が好きになったんだった気がする。そして、こうやって比べることによってやっぱりこういう色味が好きなんだなぁという愛を再確認できた。
これから先、どう趣味嗜好が変わるかわからないけれど、写真を撮るのが楽しいと思えるうちは、こうやって全力で楽しみたいと思います。
↓私が普段から愛用している一眼レフカメラ(Nikon D810)
↓私が使っているレンズ(Makro Planar T* 2/50 ZF.2)に近いもの