私は、一眼レフを持っていって写真を撮るのに、わざわざスマホでも撮影することがあります。
同じものをスマホ・一眼レフの両方で撮影した写真を見比べてみたら、違いがわかってこれがなかなか面白い。
カメラ機材に凝るタイプでもなければ、普段からカメラを構えて常にシャッターチャンスを狙うタイプでもないし、週末は毎度遠出して写真を撮りに出かけるタイプでもない。カメラは趣味…と言うか勉強もしていないので嗜み程度、例えるならヨーグルトのホエー層、そんな表面の浅い部分にいるようなタイプだけれど。
一眼レフを所持して6年経過するくらいにはゆるゆると楽しめています。
今回はそんな私が、[一眼レフカメラ]と[スマホカメラ]の両方で撮った写真を比較してみました。
スマホで撮るメリットもあるのでそちらもご紹介しつつ。
同時に、「ちょっといいカメラが欲しいけど買おうかどうしようか迷っているんだよね〜」という方の背中を押せたらいいなとも思っています。
↓写真を撮るのは好きだけれど、カメラに詳しくない私が普段から愛用している一眼レフカメラ(Nikon D810)
↓私が使っているレンズ(Makro Planar T* 2/50 ZF.2)に近いもの
※あくまで私流。
一眼レフで写真を撮るけれどスマホでもついでに撮るよ、その時はこういう風に写すよ、という軽いもの。
同じものを同じように撮ろうと思って撮影している訳ではありません。
よって厳密な撮り比べではありませんので悪しからず。
というのも…
一眼レフでは「いいものを撮って自分の作品としよう」という心持ちで気合いを入れて撮影しますが、スマホで撮影するものに関しては、記録としての意味合いが強いです。スマホ撮影はあくまでサブ。
・一眼レフで撮るからには、思いっきりぼかしたい派
・オートフォーカス機能の付いていないレンズなので、手動でピントを合わせる派
撮り比べ:猫編
その1
猫カフェにて。
スマホカメラで撮っても嫌がる素振りがなかったので、一眼レフでもっと寄って撮ってみた。スマホカメラだけでもこのふわふわ具合なのに、一眼レフで撮ると、もうふぁっふぁな立体感、たまらん毛並み感。
そして、一眼レフの方は黒に強い。スマホの方は、顔が黒っぽいというだけだけど、一眼レフの方は、瞳周辺がよくわかる。
【スマホで撮った理由】片手で手軽に撮影できるので。片手でとりあえず間違いがないものが撮れるのは非常にありがたい!この気だるい感じが一眼レフ構えたが為に崩れるのではないかと恐れた。(結果大丈夫でした!)
その2
同じく猫カフェにて、ばんざいをする猫。
一眼レフで撮った方は、猫ももちろんだけど、絨毯にまでなんだか撫でてみたくなる質感が出ています。
この全体的な柔らかい仕上がりは、一眼レフならではかもしれませんね。
【スマホで撮った理由】シャッターチャンスを逃すまいと思ったから。このばんざいが一瞬だけだと思ったので、バシバシ撮れるスマホカメラで先に撮っておいた。
その3
これは結構違いが出ていますね。
一眼レフで撮影すると、ぼかしたら本当にボケるので、雰囲気が柔らかくなるし(まろやか)、この場合はより猫らしさが伝わっている気がします。
毛の立体感でツヤツヤに見えるし、超絶美人に写ってない??可愛い。ほんとかわいい。
【スマホで撮った理由】あまりにも可愛かったので、まずはスマホでピントの合う写真を確保したかった。
動物に対しては、真っ先にスマホで撮影する。私の場合は、一眼で撮るとピントが合っていなかったということが多々あるので、間違いがなくて手早く成功するスマホで撮ってから、一眼レフで撮影する。
撮り比べ:食べ物編
その1
アングルも撮る高さも違うので、正しい比較にはなりませんが。
一眼レフの方がオシャレげだけれど、何の食べ物なのかはいまいちわかりません。
こちらでは雰囲気を伝えられればいいと思って撮りました。
なので、スマホカメラで、どんなものを食べたか撮影します。(おしゃれなものを食べた時には、後日ノートに絵を描くので、全体像がわかるものを撮るようにしています。)
【スマホで撮影した理由】絵を描くための資料として。手軽に撮れて、すぐ見返せる。(カメラの場合、パソコンを起動させる→SDカードを差し込む→大量に撮影した画像の中からちゃんとピントが合っているものだけを選び出す→画像を縮小→名前をつける→スマホに移動させる、などの手間が若干面倒くさい。)
その2
こちらも高さも角度も違うけれど。
私、食品をスマホで撮るのが本当に苦手で。なんか映えさせられない。美味しそうに撮れない。(スマホではぼかしなどのごまかしがきかないので…。一眼レフでいい具合に撮れるからいいやとスマホカメラの研究を怠っているからである。)
私の中では、スマホカメラは鏡、一眼レフはプリクラじゃないかと思うくらい、それくらい感覚が違う。自分比。
なので、スマホでもそこそこ上手く写せる人は、いいカメラを買ったらもっと表現の幅を広げることができるので、もっともっと楽しめると思います。本当にオススメ。
【スマホで撮った理由】一眼レフでそれっぽく撮れたから、スマホカメラでも撮れるかな〜?と思って撮ってみたけど、やっぱりダメだった。
その3
ラテアート。
これは、スマホの方がわかりよく撮れていますね。
一眼レフの写真について、私はボケた設定が好きなので(常にF:2.0〜3.2くらい)、設定を変えずに且つ近距離で撮ったらこうなりました。設定を変えたら全体にピントを合わせることもできます。
【スマホで撮った理由】一眼レフでそれっぽく撮れなかったから。さっきのケーキはスマホで撮れなかったくせに、こちらではスマホを頼るという都合の良さ。
撮り比べ:夜景編
その1
こうしてみてみると、夜景楽しんでいます感が出ているのは意外とスマホカメラの方かも。
ピンクのネオンはやっぱり一眼レフの方が強く綺麗に出ています。
全体的に光が抑えられていてきちんと撮れているのも一眼レフの方だけれど、場所の所為か腕の無さか、物足りなく写っている気がするのもこちら。
【スマホで撮った理由】夜景を手振れさせず撮る自信がなかったため。結果、どっちもどっちな写真となった。
その2
スカイツリーにて。
そもそも距離が違うがな、というツッコミは棚の上へ。よいしょ。
一眼レフの方がツリーをしっとりと写せている。
【スマホで撮った理由】展望台にツリーがあってたくさんの人で賑わっていますよ感を撮影したくて。
その3
スカイツリー展望台より。
スマホカメラ上:ワイド撮影 / スマホカメラ下:ズーム撮影
これは一眼レフの圧倒的勝利!暗闇に強いのは一眼レフの一番の強み。
多少加工して明るさを調節するにしても、一眼レフの方が画像も荒くなりにくいです。(画像の大きさや撮影時の設定にもよる)ただ、暗い場所での撮影は、シャッタースピードが遅いので、手振れには要注意。
【スマホで撮った理由】あまりにもこの夜景が綺麗だったのでテンションが上がったため。これでもかというくらいスマホで撮り、一眼レフで撮り…あまり何も考えず上がったテンションでバシバシ撮っていました。クリスマス時期のスカイツリー、綺麗な夜景、いい雰囲気のたくさんのカップル達…自分場違いかしら…でも大丈夫、こんなに素敵な夜景を写真におさめることができるんですよ。そう、一眼レフならね。
それにしても、スカイツリー展望台で夜景を見たとき、360度どこを見てもこういう明かりの綺麗な景色だったのでびっくりしました。…都会の人は何を言っているかわからないでしょうが、田舎の場合は、展望台で夜景を見たら、四角の一面程度しか夜景が綺麗に見えないのです。
まとめ
・一眼レフとスマホカメラとで撮った写真を比べると楽しい
・一眼レフではしっかりと、スマホカメラでは記録として撮影に挑むと気が楽
知識や機材はなくても、楽しめるということがこの記事で伝わったなら嬉しいです。
私自身、一眼レフしか持っていないし大した知識も持っていないので触れていませんが、最近はミラーレスカメラも人気ですね。
一眼レフに比べたら小さいものが多い印象ですし、がっつりカメラを持つにはちょっと…という方にはいいかもしれません。
追記:part.2はこちらから。
角度を近づけてより比較がわかりやすい写真を載せています。
↓私が普段から愛用している一眼レフカメラ(D810)
↓私が使っているレンズ(Makro Planar T* 2/50 ZF.2)に近いもの