広島・三原市本郷にある三景園と、八天堂カフェリエに行ってきた。
↓普段から愛用しているカメラ。このたびも持って行った。
広島県三原市本郷【三景園】
紫陽花
三景園とは、広島空港開港を記念して1993年に造られ、広島の山・里・海の三つの風景にちなんで名付けられた約6ヘクタールの築山池泉回遊式庭園。
初めて足を運んだが、いろいろな景色をゆっくり楽しめるのに広過ぎず、落ち着いてしっとりした自然を味わえる、素敵な場所だった。入館料は大人310円。
6月の約1ヶ月間、見頃の紫陽花を楽しめる花まつりの時期だった。
(紫陽花園に向かう途中、ホトトギスの鳴き声を聞いた。)
行ったのが6月の末日だったので、終わりかけの紫陽花もあり、見頃を過ぎてしまったかな?と焦ったけど、まだまだ綺麗に咲いている紫陽花が多かった。
また、2019年は梅雨に入るのが遅く、この日も天候が不安定だったものの、雨粒が紫陽花に乗って、ますます綺麗だった。
紫陽花といえば、小さい頃から鮮やかなクーピーカラーの青や紫をイメージしていた。
けれど、曇り空の下、木々や苔が生い茂る中、雨粒に濡れてひっそりしっとり咲く紫陽花のグレイッシュな色合いの色っぽさったら!
くすみブルーのグラデーションがたまらない。これぞ和。
紫陽花は、晴天より雨空がよく似合う。
…と思ってはいるけれど、数年前に撮った晴天の紫陽花も個人的にはお気に入り。(↓)日に透けた感じが麗しい。
話戻って、引き続き三景園の紫陽花。
雨に濡れた葉の上に落ちた花びらが、ちょっぴり物悲しさとダークさを醸し出していて気に入った。
山道をイメージした静閑な場所に、こういう個体がある美しさ。なんかちょっと思春期っぽさを感じる。…紫陽花相手に変な感情移入してしまったりして。
小ぶりで控えめな出で立ちながら、綺麗でバランスが取れている。それが可愛い。
色の絶妙なくすみ具合もそうだけど、これらの紫陽花に日本らしい美しさを投影してしまう。
小さい頃は花を見ても、こういうところへ行っても、全然興味を持たなかったけど(遊園地みたいな自分が遊べる場所が大好きでした)、今は全身全霊で美しさを感じてときめいている。身近に素敵だと思えるものが増えた、これは大人になってよかったと思うことの1つかもしれない。
三景園と自然
鮮やかな緑に囲まれて、滝打つ音が聞こえる非日常感。
しっとり緑に癒されて(80-90年代にありそうな曲名か)
三景園と鯉
そして鯉。
こういう庭園には鯉が鉄板ですが、これがまぁ飽きない。
どこで撮ってもきっと似たような図になるのに、シャッターを押す手が止まらなかった。
身近に大きな魚が泳ぐのを見ることが無いし(ものすごく大きい)、大軍が押し寄せてすごい勢いでファグファグ言うから大迫力。(パクパクではなく)
話が前後しますが、庭園の入り口から入ってすぐ池があるのですが、いきなりこんなに大量の鯉が見えたので驚いた。(小さい子が鯉の餌をあげていた。)
広島県三原市本郷【八天堂カフェリエ】
クリームパンで有名の八天堂。
三景園の近くにあったのでランチに立ち寄った。
なお、クリームパンは食べていない。
紫陽花は楽しめるし、美味しいものは食べれるし、ものすごく素敵な時間を過ごせた。
足を運べる方はぜひ。
↓普段から愛用している一眼レフカメラ(Nikon D810)
↓私が使っているレンズ(Makro Planar T* 2/50 ZF.2)に近いもの