茶道初心者、古帛紗はすぐには必要ない!?
今から半年前。
茶道を習い始めるにあたって、右も左もわからない私は、「茶道 入門 道具」とネットで調べた。
すると、茶道グッズが多いのなんの…!
ネットショップを見ると【茶道入門セット!】なんて書いてあるけれど、その謳い文句のまま買ってもいいのだろうか…とポチる寸前で思いとどまる。
せっかくの初心者。変に知識が無い方が逆にいいってもの。
先生が「まずはこれが必要よ」というものだけを揃えた。
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体験教室の時点でまず必要なのは
◎白い靴下か足袋
そして習い始めるに当たり購入を要するのは
◎扇子
◎帛紗(裏千家では、女性は赤か朱)
◎懐紙
◎菓子切り
○帛紗ばさみ(懐紙を入れるもの)
それらをまとめて持ち歩ける
○数寄屋袋
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茶道具屋さんがあるのなら、「初心者が必要なものを揃えたい」と言えば、丁寧に対応してくださるはず。
ということで…
ネットの【入門セット!】の中にあった、古帛紗(こぶくさ)(小さめの布)が無い…!?
▼こんな感じのもの。
本当に大丈夫だろうか…とソワソワしつつ、茶道を習い始めて早半年。
私の場合、半年経ってようやく「こういう時に古帛紗を使う」というのを見る機会があった。
あくまで私のようにゆったりペースで習った時の話。
懐中するところから始めるお稽古もあるのだろうから、一概には言えない。
その教室と先生によるのかもしれない。
古帛紗は、あるに越したことはないし、いずれ必要だけれど、習い始める前からすぐすぐは使わなかった。
茶道開始から半年、やっと古帛紗を購入
先日、茶箱のお稽古をして、古帛紗の必要性を感じた。
(先生や社中の方が貸してくださった…。やはり持っておくに越したことはない。)
ということで、ようやく茶道具屋さんに足を運んで購入した。
濃いめの藤色で、落ち着いた雰囲気。
アップで見ると、織物の良さを感じる。
まずは人絹でいいかな、と思っていたのだけど。
茶道具屋さんが「触り心地も違うし、幅を広げる意味でもせっかくなら良い物を持った方がいい」と正絹を勧めてくださったので、予算の範囲内だったし、正絹を選んだ。
購入を決意した時、お店の人から「正絹」「いい生地」「いい柄」というように言っていただいたのもあり、気分良く買って帰った。
後日、お稽古中に、先生や社中の方々からお褒めの言葉も頂いた。
建前ではなく本気のテンションで褒めていただいたので、凄く嬉しかった。
良いものに触れると、良いものを見てわかるんだなぁとも思った。
家でじっくり見て気づいたことに、一番上の画像にもある通り、
「段唐草華紋」って書いてある。
また、ビニールの中には「名物裂」と印字された説明書も同封してあった。
なんかよくわからないけど和っぽい堅苦しそうな名前。
はて、なんぞや?
自分の持っているものくらいは把握しておくのもいいだろうと思い、調べてみた話は、次の記事↓にて。