しあわせ街道 膝栗毛

心豊かに穏やかに。ひとり楽しい生き方の模索録。

【断捨離】手放さなくて良かった色鉛筆"エコアルファ60"【ブランドに左右されない】

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今回の断捨離目標

この度は、画材の断捨離についてのお話しを。 

画材の見直し

私は小さい頃から絵を描いてきた。

 

しかし、高校生くらいからデジタルイラストをよく描くようになった。

必然的に、アナログ画材を使う機会も減った。

 

にも関わらず、「画材=必要なもの」と一括りにして、ほぼ残してきた。

 

今回の断捨離では、そこのところもメスを入れることにしたのである。

 

断捨離候補:色鉛筆

真っ先に「これは断捨離せねば」と思った画材は、色鉛筆

というのも、3種類持っていたからだ。

 

色鉛筆を使う機会自体が減ったのに、3種類もあるなんて…

まずは、それぞれ挙げていく。

 

① 水彩色鉛筆

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見事なまでに使い込みが足りないが…

けれど、あのステッドラーのものだ。

ステッドラー社の文房具独特の、無機質な雰囲気に憧れて、中学生の頃に買ってもらった覚えがある。

余談だが、なけなしのお小遣いでシャープペンシルも買ったが、製図用のシャープペンシルあるある、持ち手が金属ヤスリのような作りだった為、中学生の手に合わず、憧れ儚く遠のいた思い出も。

 

こちらのAmazonリンクは48色入りのもの。

今Amazonでレビューを確認したら、評価600件超えの、★4.6。

やはり良い物には適切に評価がつくんですね。

 

② 高級微粒子顔料色鉛筆

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uni ペリシア

缶と木のしっかりとした高級ケースに入っていた。

…が、嵩張るので、紙箱に入れ替えた。

uniの色鉛筆。鉛筆といえば、uniでしょう!

高校生の頃の誕生日祝いとしてもらった記憶のある物。

ステッドラーに引き続き、こちらもレビューが良い。

2020年12月現在、★4.6。

 

Amazonの商品紹介ページより

「ペリシアというブランド名は「専門家に使ってもらいたい」という希望を込め、多くの著名芸術家を輩出したスペインの「熟練、経験豊かな」という意味を持つ言葉から名づけられました」

 

③エコアルファ60

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エコアルファ

むかし昔、親に生協で買ってもらった色鉛筆。

いつからあるのか覚えがない。

外箱は、お菓子の缶ケースを使用。

 

なんだかんだ結構使っていて、幼き頃から中高時代までお世話になった。 

加えて、幼き頃は筆圧コントロール不能で、よく芯先が折れていたので、かなり短いものもある。 

色鉛筆が3種類もある状態

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ということで、色鉛筆が3種類ある状態なのである。

 

「①ステッドラー」

「②uni」

という、色鉛筆として申し分ないメーカーの良い物が2つあるのだから、1つは断捨離していいのではないだろうか

と思い、最後の「③エコアルファ60」をメルカリに出品しようと決めた。

 

大人が色鉛筆を使う機会

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愛用の無印ウィークリー

話変わって。

 

色鉛筆を断捨離するという思考からもわかるように、大人が色鉛筆を使う機会なんて、ないと思っていた。

そんな私だったが、あるちょっとした試みを始めたのである。

 

それは、「購入品忘備録イラストノート」の記入

 

・経年による記憶力の低下

・物を改めて大切にしたい、購入時の初心を忘れずにおりたい

 

などの理由で、自分の趣味で購入したものを覚えておくべく、ノートに記入することにしたのである。

 

購入品忘備録イラストノートで色鉛筆を使う

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こんな具合。

 

となると、白黒じゃ寂しい。

手軽に色を塗れる、色鉛筆を活躍させよう。

 

ということで、①②2種類の色鉛筆を使い始めた。

 

慣れない色鉛筆で色を塗る

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「①ステッドラー」と「②uni」で塗ったのが、←左側。

しかし、どうにも色を塗る時にテンションが上がらない。

 

そこで、メルカリ出品予定だった「③エコアルファ60」を引っ張り戻してきて、塗ってみたのが→右側。

 

左と右とで、同じようなズボンを塗ったが、雰囲気が違うのがお分かり頂けるだろうか。

 

もちろん、好みの問題なのだけど…

私は、塗る時のワクワクも、完成後も、右の昔馴染みの色鉛筆で塗った方が好きだということに気がついた。

 

幼き頃からの「癖」が影響

ステッドラーにしても、uniにしても、良い品なのは間違いないのだけれど、どうにも、私の手に馴染まない。

 

せっかく良いものを持っているのに、実際は、扱い切れていない。

慣れていないし、だからこそ慣れようとするのだけど、ついつい昔馴染みのものに手が伸びてしまう。

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この色鉛筆、非常に硬く、粒子が粗め。

made in Japanな品らしいけれど、質としては決して良い物ではないだろう。

 

しかし、色鉛筆を扱う時の力加減だったり、

「この色とこの色を、こういう風に混ぜたら、自分が出したい色が出せる」

というのを、無意識レベルで判断しているなのだ。

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右下の黒スカート。

色鉛筆で塗った部分がテカッている。

テカるまでゴリゴリ色を置くのが、自分流。

 

どうでも良いけど、最近は被服費にお金を使いすぎ問題。

 

「楽しい」という感覚を大切に

「そう!この感じ!!」

色を塗るのが楽しい感覚を、今になってようやく思い出した。

 

"ときめく物を残す"

ときめきとは、ブランドや質の良さだけじゃない、自分の感覚を大切にしないといけないのだ。

 

そのことをわかっているつもりだったけれど、

片付け系Youtubeやインスタグラムのシンプルな統一美に影響されるのか、

・日常を良い物で彩りたい

・質の良い物を扱える人になりたい

・質が良い物で揃えたい

という願望で支配される感覚が強くなることがある。

 

質が良いものにはときめく。

だからこそ判断が難しいところだ。

 

良い物で揃えたトータルにはときめくけど、

何かしている最中の心からの喜び・楽しさ・ときめきは80点…

まぁこんな物なのかな、という感じ。

 

見た目、ブランド、質の良さと、自分のときめきは必ずしも一致しない。

 

特に、画材など趣味の道具は自分の癖や味において非常に敏感な部分だ。

よって、何を差し置いても「自分にとってどうか」を基準に物を選ばないといけないのだと、学んだ。

 

終わりに

ということで、昔馴染みの色鉛筆を手放すのはやめた。

「メルカリに出品しよう」と鉛筆削りでゴリゴリ削っていたら、愛着が戻ってきたのも要因の一つ。

芯を丸くさせたままだと、運気が下がるんじゃないかしらと素人は考える。

 

結果。断捨離失敗

画材コーナーを整理するよりも、自分にとって何物にも替えがたい「描く時のワクワク感」を残すことを選んだ。

 

とはいえ、断捨離に終わりはない。

趣味のものの要・不要の判別は、過去への懺悔と、未来への期待も兼ねているので、より一層難しいように思う。

 

絵描きさんや道具を使った趣味の方は、どのようにして管理や断捨離をしているのか、気になるこの頃。

「全部使うし、ときめくけれど、コンパクト」をコンセプトに、またいずれ断捨離チャレンジしていく所存だ。