しあわせ街道 膝栗毛

心豊かに穏やかに。ひとり楽しい生き方の模索録。

【クレマチス】"なんでも正解を求める癖"で、人生楽しみ方の幅を狭めている、かも【和風に飾る】

自室に部屋を飾りたい

季節は5月。

GWあたりからグダグダと始めた断捨離と掃除と整理が終わった今。

部屋で心からリラックスできている自分に気づく。

 

よし、今こそ花を飾ろう。

 ▼以前飾った花関連の記事。

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春といえば、ガーベラやスイトピーが好きで、よく飾る。

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こちらはレースフラワー

 ▼この時に紹介したもの

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先月購入した、備前焼花入。

ころんと可愛くも渋いところがお気に入り。

 

だけど、いわゆる春っぽいドレッシーな花を飾ると、どうも備前焼の渋さが生きない気がして…

 

この度は、この備前焼の花入に合うお花にしよう、と決意。

 

焼き物の花入に合う花を探す

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床の間に合いそうな雰囲気にしたいのだ!!

床の間ないけれど。

 

この花入、お店に売っていた時に、この絵の感じで茶花が生けてあって。

その姿に惹かれ、花入購入に至ったのだ。

 

ということで、丸い花入から花が垂れ流れる感じにしたい。

 

花屋の店先に並んだ「クレマチス」

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季節は5月。

花屋で目を引いたのはクレマチス。

 

一本が長く分けられていたので、大きな花瓶向きだったのだろう。

 

しかし、ツルが可愛かったので、買って帰った。

 

花を生けるのは難しい…

そして生けた写真がこちら。

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備前焼とクレマチス

思い切って、小さい部分一本だけに絞った。

 

自分がやりたいように出来て、満足はしている。

しかし、この生け方がどうも上手く無い事もわかる。

正解がわからない。

 

正解を求める癖がある自分に気づく

こうやってすぐに正解を求める癖、正解であろうとする癖が、自分のツマラナイところだなぁと思う。

生き方すら正解ない。

ましてや趣味の部分、何も考えず楽しんでいいのに。

と頭ではわかっているのだけど。

 

いや、楽しかった。

楽しいのに、アクセルとブレーキを同時に踏む感じ。

そのブレーキが、正解を求める自分なのだろう。

 

と、花を生ける行動一つでも、自分の性格が出る。

性格・思考が行動に出ているのか。

 

そういう性格ごと、「こんな自分もいるんだ」「全部含めた自分だ」と受け止めたらいいのだろうけど、自分では欠点で改善したいと思っているので、なかなか受け入れられない。

 

 

…とまぁ、一本が長く、お花が何輪か付いていただけに、どこを切り分けたらいいかわからず…

試行錯誤の末、この図に。

 

「多い」「増やす」ばかりが豊かな訳ではない…?

使える部分がたくさんあると、目一杯使わなくては…!と意気込んでしまう。

あーでもないこーでもないと、突っ込結果、一本に落ち着いた。

 

華道の勝手なイメージ、「引き算が大事」というのがちょっとわかる気がする。

 

 

しかし逆に、フラワーアレンジメントの場合、足し算的な美しさやバランスが大事なのかもしれない。

 

もちろん、どちらが優れているとかではなく、自分が目指すものにするために、足し算引き算、その他手法いろいろなことを幅広く学び、生かせたら素敵だ。

勉強は、自分が人生を楽しむ為にあるのだと、頭じゃなく魂の底から感じるこの頃。

 

残りはガラスの花瓶に入れて

そして、余った部分は、他の花瓶に入れた。

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ガラスで飾ると涼しげ

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小さい小瓶に入れても、可愛い

この小さく生けたものは食卓に置いて、楽しませてもらった。

下に垂れ咲く白い花は、蕾が花開いたもの。

家族とも、この話題で花が咲いた。

 

クレマチスを飾った感想

控えめに俯き咲く姿がとても可憐で、なかなか良い。

調べたら、クレマチスってたくさんの種類があるようだ。

(購入したものの品種の名前がうまく調べられなかった。)

また、茶花っぽくて実に満足しているが、「日本や中国では大輪のクレマチスを鉢に仕立てて鑑賞」「ヨーロッパ原産種・交配種は花が小さいことから、ヨーロッパでは主に修景に用いられる」そう。

多くの国でいろいろな形で愛されていて、自分がその一員になったようで嬉しかった。

 

花の持ち

ちなみに、花もちはあまり良くなかった。

咲いていた花は、3、4日で花びらと雄蕊?もパラパラと落ちた。

ガーベラやカーネーションの場合は、花の外側から色がくすんで枯れていくのが見て分かるのに対し、このクレマチスの場合は、サッと散り落ちる。

実に潔い。

 

葉は今の所、生き生きとしているように見えるので、お部屋のグリーンとして楽しんでいる今。

 

 

知っている花がちょっとずつ増えていくのが嬉しい。

花屋の前を通るのも楽しくなっている。

6月は何を飾ろうか。